なつきんの地球一周~地球一周の道のり⑤~

ゆるゆる更新のなつきんの地球一周もついに5回目です。

前回のなつきんの地球一周~地球一周の道のり④~

福岡のボランティアスタッフ生活駆け出しから

災害ボランティアのことを知り岡山に出発するまでのことを、

今回は実際に岡山に行ってからボランティアに参加したときのことです!!

思いが強くて私にしては長編になりました。変な文章もあると思いますが

やさしい目で見てください。

 

 

岡山に行くきっかけ

岡山には福岡のセンターで出会った同じ101回クルーズを目指し、

同じ沖縄出身の子といろいろ共通点があった子と一緒に参加した。

 

その子も私と同じく県外で生活するのは初めてということで

二人で福岡で衝撃を受けたことなどをよく話していた。

 

そんなこともあり、地元ではないほかの地に行き、

普段しないことをしてみたいという気持ちが強かったのもあり

ともに1週間ボランティアに行くことを即決した!!

いざ岡山県倉敷市へ

最寄り駅の岡山の倉敷に到着したのは、早朝6時頃だった。

災害ボランティアの方々と合流するのが午後6時だったので、

12時間ほど時間があまっていたので、倉敷駅付近を観光した。

 

 

余談ですが、

倉敷駅のから徒歩10分ほどのところにある

美観地区は歩くだけでも最高に楽しめます。

美しい街並みや、元紡績工場を改修して作られた、アイビースクエア、

大正時代から続く銭湯など魅力がたくさん!!

どこをとっても良いので、ぜひ行ってみてください。

 

そして夜から、ピースボート(詳しくはPBV:ピースボートボランティア)が拠点としている

宿泊先に合流して次の日からボランティアを行うことになった。

 

 

災害ボランティアでの1週間

災害ボランティアといっても、その時期によって変わってくるが

食事支援や、物資支援家の清掃や保全活動などを行っており、

私は家屋の清掃や保全活動を行ってました!!

炊き出しのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや


↑実際の支援物資配付の時の写真


↑家屋清掃、家屋保全の写真

この週は、普段より早く起きてごはんを食べてから出発!!

活動する場所に行く前に、ボランティアセンター(以下ボラセンと省略)という

ボランティアをするうえでとても重要な役割を果たす場所へ行きます。

ざっくりしたボラセンの役割↓↓

・被災してボランティアサポートを希望している方とボランティア希望者の橋渡し

・ボランティアするために必要な、機械やものの貸し出し

・そのほかボランティアのことに関わる全てのことを集約   などなど

個人や、どこかの団体を経由してボランティアしに来た方

全ての人がこのボラセンを通して活動をします。

 

その後、必要なものを詰め込み、けがしないよう準備体操をしたのちに

その日に作業する自宅に向かうというながれの一週間だった。

 

岡山のおばあちゃん

 

ボランティア初日。

 

朝から初めてのことだらけでばたばたしていました。

初めてのボラセン、初めてすることばかり。現場に向かう道中

窓から見る初めて見る森、山、川の景色に感動していた。

山の風景のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

ところどころ被災して人気がない建物や半壊している家が

ちらほら見えてしばらくして着いたのは、瓦屋根の大きな自宅。

 

そこからはかわいいおばあちゃんが1人出てきました。

以前から何度か来ているらしく、顔なじみの私たち以外には

いつものように「今日もよろしくお願いします」と笑顔で、挨拶をし

私たち二人に会うなり、「初めましてですね」と話しかけてくれて、

うれしくなりました。

元気なお婆さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

この自宅にはその後も何度かボランティアで訪問して、

私たち二人の地元の沖縄のこと、花壇で育てているお花のこと、

面白いテレビ番組のことなど会うたびにいろんな話をしました。

とても親しみやすくやさしい方で、自宅でなった柿をくれたり、

イベントがあると会いに来てくるようなおばあちゃんみたいな存在でした。


↑おばあちゃんちの花壇にさいていたこの花を強(つよ)フラワーと名づけた

 

ある日、休憩時間に近所を探索してみたいなと思い

おばあちゃん家の目の前にある堤防を登ったときのこと

低いところからは見えない景色が広がっていました。

遠くには細く流れるあの川と、近くには堤防を覆うブルーシートがあり、

その近くの建物の具合から、そこが決壊したことは一目でわかった。

 

決壊箇所からおばあちゃんの自宅は2、3軒ほどのところ。

当日の話はたまに聞いていたが、実際に見た景色の衝撃は大きく、

改めて被災地に来たのかと思い知らされた。

 

 

災害ボランティアに参加して感じたこと

 

私たちがボランティアに来たのは10月のはじめ。

西日本豪雨から3か月がたっていました。

岡山に来る前のニュースでは大きく取り上げられることは

減ったのでもう日常が戻っているんだろうなと勝手に思っていましたが、

実際の現場の状況はまだまた復興には程遠かった。

 

ボランティアをするなかでたくさんの人と話す機会が数回ありましたが、

みんな口をそろえるように、「まさかここが被災するなんて想像もしなかった」

ということを話していました。

 

災害はいつでも、どこでも、誰にでも起こりうることで、

人が作ったものや日常はこの災害によって、

簡単に奪われるものなんだなと思った。

 

そして、それを直すということは多くの力が必要。

 

ピースボートボランティアの掲げているスローガンとして、

”人こそが人を支援できるということ”という言葉があるが、本当にその通り。

 

ボランティアセンターには多くの人が全国各地から集まっていて、

そこには愛が溢れていました

 

1週間だけの、災害支援でしたが多くの学びがあった時間だったので、

その後何回かに分けて岡山にいきました。(計30日ぐらい)

被災した人たちの日常が早く戻ってきてほしいという気持ちはもちろんですが、

単純に、愛溢れるここの人達とまた会いたいという気持ちが強かった!!

今でも岡山のことを考えるとボランティアの日々が自然浮かびます。

コロナウイルスの影響でなかなか世界どころか県外に行くのも難しいですが、

故郷のような暖かみのあるこの地にまた”帰りたい”です。

最後に岡山でぇれ好きー!!
※でぇれ・・・岡山でとてもという意味

 

→次回 なつきんの地球一周~地球一周までの道のり⑥~

◇PBV ピースボート災害支援センターの詳細◇
公式hp:https://pbv.or.jp/
facebook:https://www.facebook.com/PBVsaigai/
twitter:https://twitter.com/pb_saigai