「一本の映画が17歳小娘の人生を変えた」~地球一周乗船したノンちゃんが綴る~

みなさん、こんにちは!

春の陽気がぽかぽかと心地よい季節です。皆さまお変わりありませんか。

本日は!

すでにピースボート地球一周乗船経験のある名古屋のボランティアスタッフだった

西野希さんことノンちゃんに、ピースボートとの出会いを綴ってもらいました。
ピースボートの出会いから今に至るまで不定期ですがシリーズにしてお届け予定!!!

 

「一本の映画が17歳小娘の人生を変えた」

高校を11ヶ月で辞め、アルバイトに明け暮れていました。
同級生は教科書で見る原爆ドームを
私は実際に見に行ってやると思い、
よく一人旅をしていたから
当時から旅は大好きだった。

何かしたい、でも大きな目標もなかった。

アルバイトでは何度も怒られながらも
学校よりは楽しい環境でした。
どこのポジションも出来るようになり
ベテランと呼ばれる様になった頃、

すごく忙しい時に頭が回らなくなり
突然パニック障がいになった。
そこから忙しくなると不安になったり
出勤前に心が安定しなかったり。
(きっと鬱かなんか)

そこから約4年間続けたアルバイトを辞め
心を休めようと思ったんです。

当時だいすきだった向井理さんが出演してる
ドラマや映画をひたすらレンタルしました。

その中にあった
「僕たちは世界を変えることができない」

この映画に心を動かされ、後々 私は
ピースボートと出逢うことになります。

その映画は大学生がカンボジアに小学校を建てる、という
実話を元にした半分ドキュメンタリーのような映画。

向井理さん目当てで観たものの
私にとっては、とてつもない衝撃でした。
日本以外の国のことを、その映画で
ほぼ初めて知った。

カンボジアという国では
まだまだ地雷が埋まっていること。
地雷原で暮らしている人たちがいること。
被害に遭うのは戦争に関係のない
子どもたちや農民の人たちだということ。
ポルポト政権という残酷な過去があったこと。

カルチャーショック極まりない内容だった。

アルバイトで病んだ私の心は
しっかりと揺さぶられ、

〝 日本 カンボジア できること〟で検索。

その時に、ピースボートが
カンボジア地雷撤去の募金活動をしていたんです。

活動について

これやん!これしかないがな!
募金をするだけじゃなく私は
募金活動を呼びかける方もやりたかった。
それをするにはピースボートの
ボランティアスタッフ登録がいると
いうことで名古屋駅にある事務局へ行きました。

行って、ビックリ。

え?ここ世界一周する場所なのかね?
その時に知る!!!(笑)
世界一周のポスターたちを眺めながら
まぁいつかは私も行きたいなぁ〜と。
いやしかし!私は募金活動がしたいわけ!!

世界一周じゃなく募金活動目当てで
ボランティアスタッフ登録する奴は
とっても珍しいんだけども。
お構いなしに次の週末には街頭に立って
募金お願いしまーーす!と叫んでいた訳で。

なぜ登録がいるかと言うとピースボートには
ボランティアスタッフとしての活動を
すれば世界一周の船賃が
割引になるシステムがあるから。

なので私は世界一周する気もないのに
募金活動に参加しているので勝手に毎週
1時間¥800の割引が溜まってました。

なにぃぃ!もったいないじゃないか!
ならば割引使ってカンボジア行きたい!!
行くなら、ついでに世界一周する!!!
と思い立ちまして
(カンボジア以外の国々、おまけかい)

ここからですよ、私の10代人生が
ギアを上げ加速していったのは。
もぅフルアクセル。

家族やお友達に
「20歳までに世界一周する!!」と公言し
毎週、名古屋へ通って募金活動をしました。

ボラスタの活動は募金を呼びかけるだけじゃなく
いちばん割引が貯まる活動にポスター貼り
というものがあります。
お店に世界一周のポスターを貼れば割引になる。

しかも30歳以下なら船賃の全額割引が可能。
もちろん100万円近くの大金もない19歳の私は
全額割引をするしか船に乗る方法はなかったため

そこから地元を飛び出し、
ピースボートセンターに通える名古屋へ移り
私は全額割引を貯めました。

割引を貯める間もかなり色んなことがあり、
泣いたり怒ったり、クルーズを変更したり。
またその話そも記事にしたら
読んでくださると嬉しいです。

そんな訳で
カンボジアを知りたい、なにかを成し遂げたい。
そんな想いのまま足が動いてました。
人生が変わるような風が吹いた場所が、
ここピースボートセンター。

私の青春。
時代は変われど人の想いは変わりません。

あなたの勇気ある一歩が世界へつながる橋になるのかも。