奏で継ぐヒロシマ――被爆を生き抜いた2つの楽器

みなさんこんにちは。

梅雨が明けた途端に、猛烈な暑さとなりましたが、
みなさん、お元気でお過ごしでしょうか。

さて

明日、8月6日です。

広島に原爆投下され76年がたちます。

明日行われる8月6日のイベントのお知らせです。

8/6 奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器~

プロジェクト:おりづるプロジェクト
8/6 奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器~
明子さんのピアノとパルチコフさんのバイオリン
8月6日、広島への原爆投下から76年を迎えます。この夜、広島から、被爆を生き抜いた2つの楽器「明子さんのピアノ」と「パルチコフさんのバイオリン」についてのお話と演奏をオンラインで配信します。「核なき世界」を願いながら、広島にゆかりある2名の演奏家による美しい共演をお聞きください。
8/6 奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器~
ピアノの三原有紀さん(左)とバイオリンの坂直さん
三原有紀(みはら・ゆき。ピアノ)
大阪府出身。洗足学園音楽大学大学院を首席で卒業。その後渡伊、イタリア国立ノヴァーラ音楽院を賞賛付き満場一致の満点、さらに特別名誉賞を得て首席で卒業。2018年ANDREA BALDI国際ピアノコンクール第1位 。2019年Città di Villafranca国際ピアノコンクール第1位。2020年Sergio Fiorentino 国際ピアノコンクール第2位。2021年Oleggio国際ピアノコンクール第2位。イタリア各地にてソロ、室内楽の演奏会を行うと共に、多数の音楽祭に参加、コンチェルトソリストとしてオーケストラと共演。祖母の三原霜子さんは、広島女学院でパルチコフさんにバイオリンを教わった。

坂直(さか・すなお。バイオリン)
広島市出身。3歳よりバイオリンを始める。第20回および第22回KOBE国際音楽コン
クール最優秀賞・兵庫県教育委員会賞、第18回関西弦楽コンクール優秀賞および審査員賞。広島市長より「フェニックス賞」、広島県教育委員会より「メイプル賞」をそれぞれ2度受賞。2014年および2019年「コジマ・ムジカ・コレギア定期演奏会」においてオーケストラと共演。ノートルダム清心高等学校3年。

イベント概要

イベントタイトル 8/6 奏で継ぐヒロシマ~被爆を生き抜いた2つの楽器~
日時 2021年8月6日 (金) 20:15~21:15
場所 このイベントはYoutubeで配信いたします。下記リンクよりご視聴ください。(無観客でYouTube配信のみのイベントです。市立施設の許可のもと行われます。)
講師 映像とお話:
二口とみゑ、廣谷明人(一般社団法人HOPEプロジェクト)
(聞き役)川崎哲(ピースボート、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)国際運営委員)

演奏:
三原有紀(ピアノ)
坂直(バイオリン)

曲目:
・愛の挨拶  エルガー
・(バイオリンソロ)無伴奏バイオリンソナタ第3番より「ラルゴ」 バッハ
・浜辺の歌 成田為三
・愛の悲しみ クライスラー
・シンコペーション クライスラー ほか

参加費 無料(申込不要)
注意事項 ★感想文コンクールを実施します
9~18歳を対象としたこのオンラインイベントの感想文コンクールを行います。大賞には「広島への旅」を贈呈します。詳細はこちらのリンクをご覧下さい。ご応募をお待ちしています。

★このプロジェクトでは、クラウドファンディングに取り組んでいます。こちらのリンクより、ご支援、ご協力をお願いいたします。

ダウンロード icon

8/6 奏で継ぐヒロシマ(フライヤー)pdf:1 MB
リンク icon イベント視聴はこちらから(YouTube)

インフォメーション

おりづるプロジェクトの紹介

おりづるプロジェクト活動について

おりづるプロジェクト
ピースボートは、被爆国・日本を本拠とする国際NGOとして、核兵器の非人道性を世界に訴え、核兵器を非合法化することに貢献することが世界的な使命だと考えています。そのための行動として、2008年から「おりづるプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは、広島・長崎の被爆者とともに船旅を通じて世界各地で原爆被害の証言を実施し、核廃絶のメッセージを世界に届けています。

また、各国の専門家、NGO、国会議員、国連職員らを船上に招き、核兵器禁止条約に関するセミナーや、中東非核地帯化のための洋上会議、グローバル・ヒバクシャを招いてのフォーラムなどを開催しています。

これまで多くの被爆者が世界で証言してきました。その被爆者との出会いを通じて、世界の人々は刺激を受け、行動を起こすきっかけになっています。2017年に国連で採択された核兵器禁止条約には、ヒバクシャ(hibakusha)の受けてきた苦しみと核兵器廃絶に向けた彼らの貢献が明記されました。ピースボートは、2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営団体として、おりづるプロジェクトを通じて各国に核兵器禁止条約への早期加入を求めています。

このプロジェクトの公式サイト

この活動を応援しています

おりづるプロジェクト

北乃 きい
女優
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日向寺 太郎
映画監督
おりづるプロジェクト

キャスリン・サリバン
軍縮教育家 / 元国連軍縮局コンサルタント
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スティーブン・リーパー
米国 / 広島女学院客員教授 / 前広島平和文化センター理事長
おりづるプロジェクト

山下泰昭
被爆者

あゆみ

おりづるプロジェクト
2008年から年に1回の地球一周プロジェクトに広島・長崎の被爆者が参加しています。これまでに参加した被爆者は170名以上に上ります(2019年1月現在)。「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」は広島市、長崎市、日本原水爆被害者団体協議会などの後援を受けています。また、2011年以降に参加した被爆者は、日本政府より「非核特使」として委嘱されています。

多くの国では、ヒロシマ・ナガサキについて聞いたことはあっても実体験は聞いたことも読んだこともないという人がほとんどです。今日まで続く放射線の被害についても知られていません。しかし被爆者が直接世界に訴えられる時間は限られています。
ピースボートの活動は、世界の多くの核被害者や戦争被害者とも連帯するものです。タヒチでは核実験の被害者、ベトナムでは枯れ葉剤の被害者、アウシュビッツではホロコースト生存者と交流してきました。中国やシンガポールの交流では、日本による過去の侵略戦争を振り返りました。
それぞれの経験に学びながら、過ちをくり返さず、核も戦争もない未来をつくるための協力を模索しています。

 

 

被爆を生き抜いた「明子さんのピアノ」を次世代に響かせたい!

原爆投下76年を迎え、広島・長崎の被爆者の平均年齢は84歳に迫りました。被爆者が語れなくなる日が近づいている今、「明子さんのピアノ」という被爆を生き抜いた楽器とともに、「核なき世界」の大切さを次世代に伝えていきます。

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こちらもご協力いただける方どうぞよろしくお願いします。

 

平和に思いを馳せる一日に。

岡田ちひろ